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やっしー隊長です。
ご報告があります。3冊目の本を出します。『資産を動かせ!』(岡本康・著/スタンダーズ社)。7月27日(月)発売で、Amazonでの予約が始まりました。
これまでの2冊は、不動産投資の本でした。今度の本は、その一歩手前から書いています。
NISAはやっている。それでも落ち着かない
このブログを読んでくださっている方には、こういう方が多いのではないかと思っています。
NISAの積立は始めた。毎月、決めた額が自動で引き落とされていく。周りより一歩早く動いた自覚もある。それなのに、円安とインフレのニュースを見るたびに、「このままでいいのか」と落ち着かない。かといって、いきなり数千万円を借りて不動産を買う度胸もない。
5年前の私も、近いところにいました。
当時すでに不動産投資はしていたので、状況はいくらか違います。ただ、不安の質は同じでした。家賃も物件も、結局は円建てです。円の価値そのものが揺らいだとき、円の外にある資産がひとつもない。それに気づいて、急に心細くなりました。
その心細さに、5年かけて自分なりの答えを出しました。その答えを1冊にまとめたのが、今度の本です。
「NISAをやめろ」という本ではありません
先に、いちばん誤解されそうなところを書いておきます。
この本は、NISAを否定する本ではありません。株が終わったとも、現金が紙くずになるとも書いていません。紙だけでは足りない、という本です。
本の骨格は、資産の置き場所を広げていく順番です。
現金 → 株(NISA)→ 金 → 不動産
NISAは、この4つのうち2番目にあたります。つまり入口として正しい。ただし入口です。ここで止まると、資産が全部「円」と「紙」の上に乗ったままになります。
金は3番目に置きました。値上がりを狙う投資としてではなく、通貨の外に置いておく保険として。そして金には、もうひとつ役割があります。不動産への心理的な橋です。この話は後で書きます。
5年間、金を積み立ててみて分かったこと
理屈だけ書いても仕方がないので、自分でやった記録を出します。
5年前、私は純金積立を始めました。当時は正直、半信半疑でした。いきなり何十万円もする地金を買う度胸はなかったので、選んだのは月々の積立です。毎月同じ額が自動で買われていくので、「今は高いのか安いのか」と悩まなくていい。忙しい会社員時代の自分でも続けられたはずの方法でした。
5年間、私がやったことはほとんどありません。毎月自動で買われるのを、たまに思い出して眺めるだけ。株のように決算を追う必要も、不動産のように入居者に対応する必要もない。金は「持っているだけ」の資産です。
結果として、投入した現金に対して約2.0倍になりました(2026年7月時点の買取価格で評価・購入手数料込み)。
ただ、この数字を「だから金は正解だった」とは受け取らないでください。この5年は、たまたま追い風だっただけです。もし横ばいだったとしても、私は同じことをしていたと思います。金は上がっても下がっても、持つ理由が変わらない資産だからです。上がったことは結果であって、理由ではありません。
むしろ5年やって効いたのは、リターンよりも「何もしなくていい」ことのほうでした。判断の回数が少ないほど、間違える回数も減ります。NISAの積立を続けている方なら、この感覚はもう知っているはずです。同じことが金でもできる、というだけの話です。
正直に言うと、いまゼロから始めるなら選び方が変わります
ここで、本の宣伝としては損なことを書きます。
約2倍という結果を見たうえでの正直な総括はこうです。いまの私がゼロから始めるなら、純金積立は選ばないかもしれません。
理由は手数料です。積立は買うたびに1.65〜2.8%かかります。金ETFの信託報酬が年0.2〜0.4%程度であることを考えると、5年続けたこの負担は「軽い」とは言えませんでした。値動きを体験したいだけなら、NISA枠で買える投資信託やETFのほうが合理的です。
では5年前の自分は間違いだったのか。そうは思いません。自動で買われる仕組みがなければ、私は5年続かなかった。手数料は「意思の弱さの保険料」でした。ただ、いまは同じ仕組みにもっと安く乗れる窓口があります。
こういう、後から振り返って初めて言えることを、本にも特典にも入れました。うまくいった話だけを並べても、読む方の役には立たないと思っています。
金の話が、不動産につながる理由
最後に、このブログの本題である不動産の話を少しだけ。
私は不動産が先で、金が後でした。だからこそ言えることがあります。
ブリタニア金貨を掌に載せた日の感覚は、不動産の契約書にサインした時とも、株の含み益を画面で見た時とも、まったく違いました。ずっしりとした重み。画面の数字ではない、「モノ」としての存在感。当時すでに物件を何棟も持っていた私ですら、数千万円の物件より、掌の金貨のほうが「資産を持っている」実感は強烈だったのです。
もしこの「小さな現物を持つ」体験を先にしていれば、1棟目を買うときの恐怖はずっと小さかったはずです。本が「現金→株→金→不動産」の順番を勧めるのは、私が逆走して確かめたからです。
すでに物件をお持ちの方には、第5章以降(融資戦略・物件選定・出口)が実務の棚卸しとして読んでいただける内容になっています。第6章には、13億円分の物件を売買して数棟を売った後にようやく気づいた「銀行目線」の話も書きました。恥ずかしい話ですが、私は決算書を長いこと「税金を減らすための紙」として作っていました。
予約してくださった方への、2つの特典
7月26日(日)まで、予約特典を用意しています。
特典1:PDF「純金積立5年でわかったこと——いまゼロから始めるなら、こうする」(全10ページ)
この記事に書いた5年の記録を、もっと踏み込んで書いたものです。どこで始めて、なぜその会社を選び、金貨をどんな順番で手にしたか。手数料とポイントの実際のところ、税金の「5年」と「50万円」、そして今ゼロから始めるならどの窓口を選ぶか。フォームに登録いただければ、すぐお届けします。
特典2:発売記念オンライン勉強会「本の数字のその後」(8月2日・日曜 10:00〜11:00・Zoom・参加無料)
本の執筆は今年の年明けです。その後、金価格は史上最高値を更新し、日銀は利上げを続け、不動産の融資環境も動きました。「本に書いた数字のいま」を解説して、質問に直接お答えします。生で参加できるのは予約特典フォームから登録いただいた方だけです(発売後にご購入の方には、録画でご案内します)。
受け取り方(2分で終わります)
- Amazonで予約する(1,980円・税込)
→ Amazonで『資産を動かせ!』を予約する
- 予約特典フォームに、Amazonの注文番号を入力する
→ 予約特典を受け取る(注文番号を入力)
フォームには質問欄もあります。本のこと、金のこと、いまの融資環境のこと——何でも書いてください。8月2日の勉強会で、順番にお答えしていきます。
3年ぶりの新刊です。この数年で市場も、私の考えも動きました。その「動いた部分」ごと受け取っていただける発売にしたいと思い、特典を用意しました。読んでいただけたら、うれしいです。
7月27日、本編でお会いしましょう。
※本記事は2026年7月時点の公開情報に基づきます。
「データ探偵 完全解説版」PDFをプレゼント

